TCFのFAQ

フランスの国民教育・青少年省の 言語能力試験 のことです。France Éducation internationalは、フランス国内および世界各国での試験の監督と普及を行う同省の事業者です。 口頭表現と筆記表現を評価する2つの任意テストもあります。 試験を受けた結果、能力程度認定証が配布されます。 TCFの作成は、極めて科学的に厳密な方法論に基づいています。 つまり、標準化され、校正された試験なのです。どのセッションでも、どのバージョンのテストでも、結果は同等であり、「 初級 」（A1）から「 上級 」（C2）までの6段階の知識レベルで受験者を確実に位置づけることができます。これらのレベルは、欧州評議会が定めた「ヨーロッパ言語共通参照枠」に対応するものです。 TCFは柔軟かつシンプルであるため、個人的または仕事関係でフランス語のレベルを確認する必要があるすべての人のニーズを満たす便利なツールです。

熟練者 : C2 優秀な言語運用能力。聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができ、一貫した方法で再構成できます。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できます。
上級者 : C1 優れた言語運用能力。いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文を理解することができ、含意を把握できます。流暢に、社会的、学問的、職業上の話題や複雑な話題に応じて、しっかりとした構成の言葉遣いができます。 
準上級者 : B2 一般的で実務に対応できる言語運用能力。複雑な文の主要な内容が理解できます。根拠のある自己の視点を主張しながら、一般的な話題や職業上の話題について明確かつ詳細にやり取りができます。 中級者：B1 限定的で効果的な言語運用能力。普段出会うような身近な話題について、明確かつ標準的な話し方であれば理解できます。旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処して、趣味について話して、意見や計画の説明を短く述べることができます。 
初級者 ：A2 初歩的な言語運用能力。身近な事柄についての孤立した文が理解できます。日常の事柄についての情報交換に応ずることができて、自分の背景や身の回りの状況を簡単な言葉で説明できます。 
初学者 ：A1 基礎的なフランス語運用能力。日常生活の簡単かつ具体的な状況が理解できます。相手がゆっくり話していれば、簡単な話し方でやり取りができます。