発音 / リズムグループとイントネーション(1)

A1 入門

フランス語では、通常、単語ひとつひとつをバラバラに読むことはしません。いくつかの単語のグループを作って、グループごとに読みます。1つのグループに含まれる複数の単語を発音する場合には、あたかもそれが1つの長い単語であるかのようにして発音します。それがリズムグループです。
リズムグループの複数の単語は一気に発音しますが、多くの場合、1つのリズムグループは1つのテーマに相当するようになっています。
例:

« toutes les occasions sont propices » = ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ta ( = 8つの音節がある1つの単語)


大体においては、7つ以上の音節になることはほとんどありません。
リズムグループの最後の単語にのみ、はっきりとした強いアクセントがあります。はっきりとしたアクセント、強いアクセントといういい方をしますが、音節が長めに発音されるという意味です。
リズムグループの最後が文の最後でない場合、そのグループの最後の音節は上げ気味のイントネーションで発音し、話の終わりではないことを示します。
例:

« une bière , ou un cognac »

« il est même inconcevable »

« toutes les occasions sont propices » à manger et à boire.

« de bavarder avec quelqu’un ↑ »

リズムグループの内部にある単語には、はっきりした音節は含まれません。
例:

« occasions » « toutes les occasions sont propices »に含まれる場合

文章の最後でイントネーションは下がります。
例:

« à manger ou à boire »


注意事項:練習問題の中で、音節の長さを分かりやすくするために、最後の音節は« ta »と記述し、それ以外の音節は« ti »と記述しています。« ti »は« ta »よりも短く発音される、ということです。