フランス語では、通常、単語ひとつひとつをバラバラに読むことはしません。いくつかの単語のグループを作って、グループごとに読みます。1つのグループに含まれる複数の単語を発音する場合には、あたかもそれが1つの長い単語であるかのようにして発音します。それがリズムグループです。
リズムグループの複数の単語は一気に発音しますが、多くの場合、1つのリズムグループは1つのテーマに相当するようになっています。
例:
« toutes les occasions sont propices » = ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ta ( = 8つの音節がある1つの単語)
大体においては、7つ以上の音節になることはほとんどありません。
リズムグループの最後の単語にのみ、はっきりとした強いアクセントがあります。はっきりとしたアクセント、強いアクセントといういい方をしますが、音節が長めに発音されるという意味です。
リズムグループの最後が文の最後でない場合、そのグループの最後の音節は上げ気味のイントネーションで発音し、話の終わりではないことを示します。
例:
« une bière ↑, ou un cognac ↓ »
« il est même inconcevable ↑ »
« toutes les occasions sont propices ↑ » à manger et à boire.
« de bavarder avec quelqu’un ↑ »
リズムグループの内部にある単語には、はっきりした音節は含まれません。
例:
« occasions »が « toutes les occasions sont propices »に含まれる場合
文章の最後でイントネーションは下がります。
例:
« à manger ou à boire ↓ »
注意事項:練習問題の中で、音節の長さを分かりやすくするために、最後の音節は« ta »と記述し、それ以外の音節は« ti »と記述しています。« ti »は« ta »よりも短く発音される、ということです。